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ストーマ用装具の基本と種類|単品系・二品系や面板・パウチを解説

「ストーマ用装具」には、単品系・二品系といった構造の違いや、面板の形状、パウチの機能などさまざまな種類があります。カタログなどの専門用語を正しく理解し、医療従事者との相談をスムーズに行うための基本知識について解説します。

※装具の選定や変更は、必ず医師や皮膚・排泄ケア認定看護師など医療従事者の指導のもとで行ってください。

ストーマ用装具の基本構造

ストーマ用装具は、大きく「面板」と「パウチ」の2つの要素で構成されています。

面板は皮膚に貼付して装具全体を固定する役割を持ち、パウチは排泄物を受け止めて溜める袋の部分です。両者が適切に組み合わされることで、排泄物が皮膚に直接触れることを防ぎ、衛生的な状態を保つ構造になっています。

現在市販されている装具は、これらの基本構造をもとに、形状や素材などが工夫された多様なタイプが展開されています。

装具の形状:単品系と二品系

ストーマ用装具は、面板とパウチの組み合わせ方によって「単品系(ワンピース)」と「二品系(ツーピース)」に分類されます。

単品系の特徴

単品系は、面板とパウチが一体化した構造の装具です。

装着手順が比較的シンプルで、交換時は装具全体を一度に取り替えます。面板の種類によっては柔軟性が高く、体の動きに追従しやすい素材が採用されているものもあります。

二品系の特徴

二品系は、面板とパウチが分かれており、専用のリングや粘着機構によって両者を接合する構造の装具です。

面板とパウチをはめ合わせる部分のリングの大きさを「フランジ径」と呼びます。フランジ径は製品ごとに規格が決まっており、面板とパウチは同じフランジ径同士で組み合わせて使用します。

面板を皮膚に貼付したまま、必要に応じてパウチだけを取り外して交換できます。面板とパウチの篏合は、専用リングで「はめ込む」方式や、粘着部で密着させる方式などがあり、製品ごとに構造が工夫されています。

面板の種類と特徴

面板は、皮膚に接する重要な部分です。まず大きく平面型と凸面型に分類され、さらに硬さやストーマ孔の加工、粘着テープの有無など、製品ごとにさまざまな仕様があります

面板の形状:平面型・凸面型

面板の形状には、大きく分けて「平面型」と「凸面型」があります。

  • 平面型
    平面型は、貼付面が平らで皮膚にフラットに密着する設計です。腹部の凹凸が少ない方や、ストーマ周囲の皮膚が比較的安定している場合に使われることが多く、違和感が少ない装着感が特徴です。
  • 凸面型
    凸面型は、面板の中央部が盛り上がった形状になっており、貼付時に皮膚へ適度な圧力がかかる設計です。ストーマ周囲がくぼんでいる場合や、ストーマに高さがなく排泄物の漏れが起こりやすい場合などに用いられます。
    凸面型の中でも、リング部分の硬さには複数の種類があり、柔らかめのものからしっかりした硬さのものまで製品ごとに異なります。

また、面板全般においても素材や厚みの違いにより、柔らかいタイプから硬めのタイプまで複数の種類があります。この硬さの違いは、耐久性や装着時の安定感、フィット感など使用感に影響します。

ストーマ孔の有無

面板には、プレカットタイプ(あらかじめストーマ孔が開いている)と、フリーカットタイプ(ストーマのサイズや形状に合わせて自分でカットする)があります。

プレカットタイプは自分でカットする必要がなく、製品ごとに開口部のサイズが決まっています。フリーカットタイプは、自分のストーマのサイズや形状に合わせてカットして、開口部を調整することができます。

粘着テープの有無

面板の周囲に、補強用の粘着テープが一体化されているタイプと、面板本体のみのタイプがあります。テープ部分は骨などの硬い部分やお腹の湾曲した形状に沿いやすいため、装具の固定を補助します。また、テープのないタイプでも、辺縁部を薄くしたテーパー形状にすることでフィットしやすく設計されているものもあります。

パウチの種類

パウチは、排泄物を溜める袋部分であり、排出口の構造や袋の仕様によって分類されます。

閉鎖型と開放型

パウチには、排出口のない「閉鎖型」と、排出口を備えた「開放型」があります。

閉鎖型は、袋の下部に排出口がなく、排泄物が溜まったらパウチごと交換する構造です。一方、開放型は、袋の下部に排出口があり、排泄物を排出して引き続き使用する構造になっています。

排出口の形状

消化器系ストーマと尿路系ストーマでは、パウチの排出口構造が異なります。

消化器系ストーマ(コロストミー/イレオストミー)

開放型パウチには、主に以下の排出口構造があります。

  • 巻き上げ式:排出口を折りたたんで固定する構造で、専用クリップを使わずに開閉できます。
  • クリップ式:折りたたんだ排出口を専用クリップで固定するタイプです。
  • キャップ式:キャップ状のフタを開閉して排出する構造で、主に泥状~水様便向けに使われます。
【尿路系ストーマ(ウロストミー)】

尿が常に流れるため、消化器系とは異なる構造が使われます。

  • コック式(タップ式):レバーやつまみを回して開閉する蛇口のような構造。
  • キャップ式:キャップ状のフタで開閉する構造。消化器系より排出口が細く作られています。
  • 回転式:排出口部分を回転させて開閉するタイプ。扱いやすさが特徴です。

※採尿バッグに接続する際に付属の接続管を使用するものや、専用の採尿バッグを直接接続できるタイプもあります。

パウチの色(透明・不透明)

パウチの色には、透明タイプと不透明タイプがあります。

透明タイプは、袋越しにストーマや排泄物の状態が確認でき、観察しやすい構造です。不透明タイプは、外側から中身が見えにくいよう工夫された色設計となっており、外観面にも配慮した構造になっています。

ストーマに関するご相談はヤガミホームヘルスセンターへ

ストーマ用装具は、構造や形状、素材の違いによって多様な種類があり、専門用語も多く使われます。基本的な仕組みや分類を理解することで、医療従事者への相談やカタログの読み取りがスムーズになります。

ヤガミホームヘルスセンターでは、ストーマ関連用品を幅広く取り扱っています。製品の仕様や使用方法についてのご質問は、お気軽にお問い合わせください。

※装具の選定や皮膚トラブルに関するご相談は、医療従事者にご相談ください。
※記事内で紹介している機能、構造などは一般的な説明であり、製品仕様や適応はメーカー・製品ごとに異なる場合があります。
※製品をご使用の際は、必ず各製品の取扱説明書・注意事項・医療従事者からの指示に従ってください。

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