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ストーマ用装具からの便の捨て方|正しい手順とコツ

パウチから便を捨てることは、毎日の生活の中で欠かせない作業です。とはいえ、「正しい捨て方がわからない」「においが気になる」「もっと快適な方法はないの?」と、不安を感じる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、便を捨てる適切なタイミングや排出口の形状別の手順、においを防ぐ方法、使用後のパウチの廃棄方法をわかりやすく解説します。あわせて、毎日のケアをより快適にするためのストーマケア用品も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

便の処理やストーマ用装具(パウチ)の廃棄における注意点

ストーマ生活では、パウチ内の便の処理や、使い終わった装具の廃棄が欠かせません。処理方法が適切でないと、皮膚トラブルやにおいの発生、装具の密着に影響することがあります。

特に便が溜まりすぎると、パウチが重くなって面板への負担が増え、剥がれや漏れにつながりやすくなります。また、排出口やパウチの外側に便が付着したまま残ると、においや衛生面の問題が起きやすくなるため、使用後の丁寧な処理が大切です。

便を捨てるタイミングの目安

便はパウチの中に溜めすぎないうちに処理することが大切です。パウチの中に便が1/3〜1/2程度溜まったタイミングでトイレに行くのが一般的な目安です。

パウチが重くなると下に引っ張られて面板が浮きやすくなることから、隙間漏れのリスクが高まります。万が一便が漏れて皮膚に触れてしまった場合には、その状態が続くほど、かぶれなどの皮膚トラブルも起こりやすくなります。

外出前や就寝前は、早めに処理しておくと安心です。重くなってきたと感じる前に、こまめに便を捨てる習慣をつけることで、漏れへの不安を軽減できます。

においを防ぐための衛生的なポイント

便を処理するときは、排出口やパウチの外側を清潔に保つことが大切です。排出後に排出口の内側や先端、折り返し部分に便が残っていると、時間が経つにつれてにおいが強くなりやすくなります。

排出口に付着した便は、トイレットペーパーなどで内側と外側の両方を軽く拭き取っておくと安心です。万が一、パウチの外側についた場合も、その場で拭いておくとにおいが残りにくくなります。

パウチ内を水洗いしない理由

パウチは使い捨てを前提とした製品です。水で洗うとフィルムや接着部分が弱くなり、においや便が外へ漏れやすくなるおそれがあります。また、水と混ざることで汚れが広がりやすく、不織布部分ににおいが残る原因にもなります。

見た目がきれいでも内部で劣化が進むことがあるため、パウチ内の水洗いは避け、適切なタイミングでの交換が推奨されます。外側をやさしく拭き取る、必要に応じて消臭剤を活用するなど、無理のない範囲で清潔に保つ方法が安心です。

【パウチ排出口の形状別】便の捨て方と手順

パウチの排出口には、主に「巻き上げ式(マジックテープ式)」「クリップ式(閉鎖具分離型)」「キャップ式(水様便・イレオストミー用)」があります。見た目や構造が少しずつ違うため、自分が使っているタイプに合った手順を知っておくことが大切です。

巻き上げ式(マジックテープ式)の場合

巻き上げ式は、排出口の先端をくるくると巻き上げ、マジックテープや突起のかみ合わせで固定するタイプです。クリップが不要で、比較的扱いやすいのが特長です。

便を捨てるときの基本的な流れは次のとおりです。

  1. マジックテープをそっと剥がす
  2. 排出口を上向きにして、巻き上げた部分をほどき、排出口を開く
  3. 排出口をトイレの中に向け、便をゆっくり流し出す
  4. 排出口の内側・外側をトイレットペーパーで丁寧に拭き取る
  5. 先端を巻き上げてから、マジックテープや突起でしっかり固定する

製品によっては、先端をV字に折ると開閉しやすい構造のものもあります。ご自身のパウチの説明書あるいはカタログを一度確認しておくと安心です。

クリップ式(閉鎖具分離型)の場合

クリップ式は、排出口を折り畳んで専用のクリップで固定するタイプです。構造がシンプルで扱いやすい、昔からある形式です。排出口を折り返すことで便が先端につきにくくなるため、衛生的に処理しやすいのも特長です。

便を捨てる際の基本的な手順は、次のとおりです。

  1. 排出口を上向きにして、クリップを外す
  2. 排出口を外側に折り返して、便を排出する
  3. 排出口の内側と外側を丁寧に拭き取る
  4. クリップで固定する

排出口の拭き取りには、においケアができる専用のシートを使うと、より清潔に保ちやすくなります。

デイリーデオワイプ 80枚入×3個

デイリーデオワイプは、消臭成分を含んだウェットシートです。乾いたペーパーだけでは取り切れない汚れをやさしく落とし、におい残りも軽減できます。ストーマケアだけでなく、外出先でのちょっとしたリフレッシュにも活用しやすいサイズ感です。

キャップ式(水様便・イレオストミー用)の場合

キャップ式は、イレオストミーなど水分の多い排泄に対応したタイプで、先端が管状になっており、キャップ(栓)で開け閉めする構造です。しっかり閉じておけば漏れにくく、夜間や外出時などにも使いやすい形式です。

便を捨てるときの基本的な流れは、次のとおりです。

  1. キャップ部分が上を向くようにパウチを持つ
  2. キャップを外し、排出口を便器に向けて便をゆっくり排出する
  3. 排出口の内側と外側をウェットシートなどで丁寧に拭き取る
  4. キャップを奥までしっかり差し込み、確実に閉まっているか確認する

キャップを外す際に先端が下向きだと、便が思わぬ形でこぼれることがあります。開けるときは、キャップ部分を上向きにしてから行うと安心です。もし出しにくい場合は、口具の部分を軽く動かして、中身を流れやすくしてから排出するとスムーズです。

便を捨てる際に役立つストーマケア用品

便の処理は、捨て方だけでなく、補助的なケア用品をうまく取り入れることで、日々のストーマケアがぐっと楽になります。

消臭潤滑剤

消臭潤滑剤は、パウチの中に入れておくことで便が滑りやすくなり、トイレでの処理をスムーズにしやすくするケア用品です。ドレインタイプのパウチと相性がよく、便が内側に付着しにくくなるため、無理に押し出したり振ったりする必要が減り、装具への負担も抑えられます。

また、多くの製品には消臭成分が含まれており、排出時や交換時のにおいを軽減しやすい点も特長です。特にコロストミーで便がやや硬くなりやすい方や、パウチにこびりつきやすいと感じている方にとって、日常のケアを支えるアイテムとして活用できます。

オールインワン プラス 本体+洗浄ボトル

オールインワン プラスは、消臭や潤滑といったパウチ内のコンディション調整を一つでまかなえる多機能タイプです。付属の洗浄ボトルを活用することで、交換時のケアも行いやすくなります。便の排出をスムーズにしつつ、においのケアもしたい方に向いています。

凝固剤

凝固剤は、水分の多い便をゼリー状に固めることで、トイレで処理するときに便が一気に流れ出たり、飛び散ったりしにくくするケア用品です。
便がゆるいままだと、便の出る勢いをコントロールしづらく、排出口付近や便器の縁に汚れが付きやすくなります。あらかじめ凝固剤を入れておくことで、パウチ内でひとかたまりになり、便をまとめて出しやすくなるため、トイレでの処理を落ち着いて行いやすくなります。

エセンタ ダイヤモンド™消臭・吸収ゲル化剤

エセンタ ダイヤモンド™消臭・吸収ゲル化剤は、水様便を素早く吸収し、ゼリー状に固めることで漏れや飛び散りを防ぐゲル化剤です。消臭機能も備えているため、パウチ内のにおい対策としても活躍します。夜間や移動中など、すぐにトイレに行きづらい時間帯の安心感が高まります。

シェルターゲル 顆粒状高分子吸収凝固剤

シェルターゲルは、水様便でお困りのときに心強い顆粒タイプの凝固剤です。付属スプーン1杯(約2g)をパウチ内に入れておくだけで、水分の多い便をすばやくゼリー状に固め、漏れや跳ね返りを防ぎながら、トイレで便をゆっくり落ち着いて処理しやすくなります。

使用後のストーマ用装具(パウチ)の廃棄方法

使用後のパウチは、衛生的に処理することが大切です。
まず、排出口やパウチの外側についた便をトイレットペーパーで拭き取ります。次に、使用済みパウチを新聞紙やペーパータオルなどで包み、中身が見えない状態にします。包んだものをポリ袋や防臭袋に入れ、口をしっかり閉じて家庭ごみに出します。

可燃ごみか不燃ごみかは自治体で扱いが異なるため、お住まい地域の分別ルールを事前に確認しておくと安心です。

においが気になる場合は、防臭袋を使うと室内での不快感を抑えやすく、より快適に処理できます。

ストーマ装具が臭わない袋

高機能防臭素材BOSを使用した、防臭性能の高い専用ゴミ袋です。ストーマ用装具特有の強いにおいを袋自体が通しにくく、室内のゴミ箱やゴミ出し時のにおい対策に役立ちます。黒色で中身が透けず、厚手で破れにくいので、使用済みパウチも安心して捨てられます。

ストーマに関するご相談はヤガミホームヘルスセンターへ

パウチからの便の捨て方や、使用後の装具の廃棄方法は、ちょっとしたコツを知るだけで、不安を減らすことができます。便をこまめに処理するタイミングや、排出口の形状に合った捨て方、ケア用品の活用方法を押さえておくことで、漏れやにおいのトラブルを減らし、日常生活をより安心して過ごせるようになります。

とはいえ、実際にやってみると「自分のやり方で合っているか不安」「装具や便の状態に合ったケア用品がわからない」と感じる場面もあるかもしれません。ヤガミホームヘルスセンターでは、ストーマケアに関するご相談を専門スタッフがお受けしています。ケア用品の選び方、日々のケア方法など、お一人おひとりの状況に合わせてサポートいたしますので、気になることがあればどうぞお気軽にご相談ください。

【ご注意】
※この記事は一般的な情報提供を目的としており、医療行為や医学的アドバイスを目的とするものではありません。
※ストーマケアの方法は個人の状態や使用する装具によって異なります。具体的なケア方法については、必ず医療従事者にご相談ください。
※商品の効果には個人差があります。

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